屋根リフォームの方法

屋根リフォームといっても、屋根のリフォームには大きく「塗装」「カバー工法」「葺き替え工事」といった方法があり、既存の屋根材や劣化状態によって適切な方法で施工する必要があります。屋根材の中には塗装が適さない屋根材もあるので注意が必要です。

塗装してはいけない屋根をご存知ですか？

塗装だけでは強度を維持できない屋根、塗装が不可能な屋根材があるのをご存知でしょうか。塗装を行っても耐久性が上がらず塗装自体しない方が良い屋根材が数多く存在します。

「コロニアルNEO」や「パミール」などのノンアスベストの屋根材は実際塗装工事は可能ですが、屋根材そのものが脆いため、割れやすく、割れたりヒビが入ってしまうとそこから雨水が入り雨漏りにつながってしまいます。

他にも数多く塗装とは相性が悪い屋根材が存在しますが、そういった屋根に関する専門的な知識が無く知らずに塗装を行う塗装業者がいます。

屋根塗装の際に縁切りといって屋根の段差の部分にあえて隙間を作り水の逃げ道を作る作業が必要な場合があります。

しかし前回の塗装業者がその作業を行わず屋根塗装を行ったことで屋根材の段差が塗料で塞がれてしまい、屋根の縦目地から雨水が侵入し抜け切らず屋根の内部が雨水の湿気で腐食し雨漏りを引き起こしまっている。そんなお家もたくさん見てきています。

工事後のことを考えない工事を行われてしまうと、次回の塗り替えの際屋根塗装を行うことが難しく、雨漏り補修、下地補修等に余分な費用がかかってしまいます。

ハウスアートおすすめ！屋根カバー工法

屋根カバー工法のメリット

1. 既存の屋根をそのまま残して上に新規屋根材を被せるため工事を進めていくため撤去廃材がかなり少なく処分費用を大幅に削減できます
2. 葺き替え工事より工期が短く、解体の埃等も少ないため施主様へのストレスが少なくご近隣様への配慮へ繋がります
3. 新規屋根材を被せるため、耐久性、遮音性、断熱性が格段に上がります

屋根カバー工法のデメリット

1. 葺き替え前の段階で雨漏りが発生していて屋根材の下地が痛み、腐食等がある場合はカバー工法ではなく葺き替え工事になってしまう場合もあります。
   ※屋根材を撤去し下地を補修する必要があるため
2. 既存が瓦屋根のお宅はカバー工法が不可で葺き替え工事となってしまいます。
   ※一部差し替えや積み替え、調整は可能
3. 費用が塗装よりも上がる
   今後しばらく屋根の心配をするのが嫌な方はぜひカバー工法をおすすめいたします。

ハウスアートの屋根カバー工法の流れ

■ルーフィング貼り
まずは高圧洗浄にて施工箇所を清掃し、既存屋根の上からルーフィング（防水紙）を設置するのですが、その前に支障物になる雪止め金具や板金などを撤去しルーフィングを設置していきます。

■屋根材取り付け
ルーフィングの後は屋根材の取り付けになります。屋根カバー工法は屋根が二重になることから以前よりも屋根自体の重さが増してしまいますが、使用する屋根材は軽量な金属製の屋根材を使うことで重さの負担は軽減できます。

■完了
最後に棟板金等や金具などの役物を設置して屋根カバー工法は完了となります。見た目もスッキリしますし貼る屋根材も様々な種類、色がありますのでご安心ください。

津市の皆様に安心をお届けしたい

塗装業者に塗り替え見積もりを取られる際、ご自宅の屋根の状態は知識ある業者に調査を依頼し、その上で判断することをおすすめいたします。その確認が数十年後の後悔を防ぎます。

また、屋根が一部割れていたりと補修はしたいけどすぐに全面カバー工法をしなければならないということはございません。お客様自身のリフォーム計画、ご予算のご都合もあります。そのような場合は全面ではなくとも部分補修も可能です。

ハウスアートのYouTubeチャンネルでは、塗装や屋根材について、動画・ブログ記事を数多く公開しております。こうした情報がお役に立てば幸いです。