艶消塗料ってどんな塗料?
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昔の外壁塗装と比べ近年では艶感もこだわっていただくお施主様が増えてきたように思います。
少し昔の外壁塗装は艶有りの塗料でピカピカになり綺麗でしたが今は敢えて艶を抑える
艶消し塗料が人気になってきています。
艶消塗料とは文字通り艶のない仕上がりの塗料となります。
【艶消し塗料のメリット】
①上品で落ち着いた印象に仕上がる
②傷や塗りムラが目立たない
③色によっては汚れが目立たない
特に①の上品で落ち着いた印象に仕上がるという事が最大のメリットでしょう。
艶消しにすることで周りの建物との調和が取れやすくいかにも塗った感が出るのが嫌なお施主様にはオススメです。
凹凸の激しい外壁に艶有り塗料を塗ると凹凸による光の反射でピカピカに光ってみえることがあります。特に濃色(こげ茶、濃いグレー)は艶有りの場合光の反射でかなりピカピカに見えることがあります。
モルタル仕上げの外壁や和風住宅の場合は艶消し塗料で仕上げることで本来の落ち着いた高級感のある落ち着いた印象に仕上げることが出来ます。
【艶消し塗料のデメリット】
①汚れが付着しやすい場合がある
②耐久年数が艶有りに比べ短くなる場合がある
③費用が若干高い
艶消し塗料といっても様々な塗料メーカーから販売されており性能もピンからキリまでありますので使用する艶消し塗料によって変わりますので良い塗料を塗装会社に選定して頂く必要があります。
まず①の汚れが付着しやすい理由としては外壁が眩しく見えるのは人の目に入る光の量が影響していて、光の量が大きいほど輝きが増して見えます。つまり外壁に光が当たった時の正反射量が多いほど光沢が大きくなり、逆に乱反射すれば外壁の光沢を抑えることが出来ます。そして、光を乱反射させて人の目に入る光の量を抑えるためには、物体(塗膜)の表面を凸凹させる必要があります。艶消し塗料は、塗った時に塗膜の表面に凸凹ができるように調整されているため、光が当たったとしても艶有り塗料に比べて輝きが少ない状態になります。
塗膜の表面に凹凸があるという事は表面の塗膜粒子が粗いという事なので汚れが引っかかりやすいということに繋がります。
文字だけ読むとかなり汚れやすく思ってしまうかもしれませんが艶有り塗料に比べてそこまでの大差はないため心配しすぎる必要はありません。
②に関しては撥水効果が艶あり塗料と比べて少し落ちるため耐久年数が2~3年程低く設定されていることが多いですがここの数年が気になる人で耐久性を最重視される場合は艶ありにする方が良いでしょう。
また艶消し塗料は製造過程等の理由で若干費用が高くなる場合があります
【まとめ】
艶有り・艶消し共にメリットデメリットは同様にありますが1番大切な事は
美観と性能を踏まえてお施主様のお家に合った塗料を選定することです。
ご自身の要望を塗装会社にしっかりと伝えて良い塗料をご提案していただいてください。
今回は完全に艶の無い艶消し塗料に絞ってご説明させて頂きましたがその他にも3分艶、5分艶、7分艶も存在します。
多少の違いかもしれませんが納得いく仕上がりにするために色々な塗装のサンプルを見せてもらった方がよろしいかと思います。
塗料の種類は沢山ありお施主様だけで選んでいくのは現実的ではありません。
美観も大切ですが1番は立地条件に合った塗料で施工することがお住まいの長寿命化に繋がります
株式会社ハウスアートではこれまでの経験・実績を踏まえ最適な塗料をご提案させて頂きますのでお気軽にご相談ください。
【三重県の外壁塗装は株式会社ハウスアート】